若干19歳でいち早く東京オリンピック柔道の内定選手に選ばれた素根輝選手。
その圧倒的な強さの秘密は何なのか、気になりますよね。
今回は、素根輝選手の強さの秘密を紐解いていきます!
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強さの秘密は「家庭環境」?

家族の影響
素根輝選手が柔道をはじめたのは、7歳のとき。
もっと幼少期から稽古しているのかと思いきや、意外と大きくなってからですよね。
父親と3人の兄も柔道をしていたことをきっかけに、素根輝選手自身も柔道を始めたそうです。
家族が柔道をしていることが、必ずしも子供が柔道で強くなる理由とは言えません。
しかし、自分よりも柔道レベルの高い人たちに囲まれて、日常生活で柔道の話題が当たり前にされる生活を送っていれば、自然と柔道への知見が深まります。
より強くなるためのヒントを、日常生活のなかから見出すこともあるかと思います。
また、世界大会で何度も優勝している現在においても、素根輝選手はお兄さんと稽古をすることがあるそうです。
男性相手の稽古は、女性選手にとっては得るものも大きいですよね。
「霊長類最強」と言われた吉田沙保里選手も、男性ともレスリングの稽古をしていたことが思い出されます。
こういった点から、柔道家族だったことも素根輝選手の強さの大きな理由と言えるかと思います。
自宅にトレーニングルーム
素根輝選手の自宅には、倉庫を改装したトレーニングルームがあるとか。
そのトレーニングルームで、素根輝選手は子供のころから朝から晩までトレーニングを行ってきたようです。
自宅に練習する場所があると、練習時間が圧倒的に伸びます。
素根輝選手も高校時代までは、平日に朝練を1時間、放課後には3時間、そして帰宅してからはトレーニングルームで2時間強を毎日行っていたようです。
この長時間の練習量が、今現在の持ち味である「圧倒的持久力」につながっていそうです。
卓球の伊藤美誠選手も、小さなころから自宅の卓球台で深夜まで練習していたとか。
やはりオリンピック選手になりたいなら、子供のころから自宅でも練習を行うという環境が大切なのかもしれません。
強さの秘密は「進学する学校」?

柔道の名門高校へ進学
素根輝選手の出身高校は、久留米市立南筑高等学校。
坂口征二さん、蔵本孝二さんなどの著名な柔道家を輩出した柔道の名門高校です。
特に久留米市立南筑高等学校では、インターハイや海外試合で結果を出すなど、特に近年女子部の活躍が目覚ましいそう。
素根輝選手も良きライバルが多い環境で練習に打ち込んだからこそ、高校時代にあのような輝かしい成績をおさめられたのだと思います。
「本気で柔道に身を置ける環境」というのが、強さのポイントであることに間違いはなさそうです。
- 坂口征二…昭和に活躍したプロレスラーで「世界の荒鷲」の異名を持つ
- 蔵本孝二…1976年のモントリオールオリンピックで、男子柔道軽中量級の銀メダリスト
- 谷本和…2012年グランドスラム東京の銀メダリスト
素根輝選手の高校時代の戦績はコチラ

西日本の強豪柔道部がある大学へ進学
高校を卒業後、素根輝選手は岡山県岡山市の環太平洋大学(IPU)体育学部体育学科へ進学しています。
環太平洋大学(IPU)は、柔道では西日本の強豪校。
そんなハイレベルな環境で、現在も練習に打ち込んでいます。
高校から大学まで、素根輝選手はあくまで「柔道」を軸に学校選びをされてきたことが伺えますね。
やはり本気で柔道で強くなりたいなら、柔道を軸にした学校選びが大切と言えそうです。
体重無差別で争う #柔道 の全日本女子選手権で18歳の素根輝(そね・あきら)が2年連続2回目の優勝を果たしました。
写真特集で→https://t.co/MycNc6fYHn pic.twitter.com/kBbIQ7LcW9
— 毎日新聞写真部 (@mainichiphoto) April 21, 2019
強さの秘密は「家族のサポート」?
大学進学に合わせて家族も引越し

素根輝選手は福岡県久留米市出身ですが、大学進学に合わせてお母さんとお兄さんも一緒に岡山に引越しされたようです。
お兄さんには柔道の稽古をサポートしてもらい、お母さんには食事や健康管理をサポートしてもらっているとか。
ちなみに上記画像は、素根輝選手とお兄さんの勝さんのツーショット。
優しそうな笑顔が似ていますよね!笑
これほどまでに世界的な選手に成長した素根輝選手を支えるため、家族も全面的にサポートしている様子が伺えます。
また素根輝選手自身も、家族をはじめとした周囲の支援をしっかりと受け止めている様子がインタビューからわかります。
たくさんの方に支えられて協力してもらってここまできました。一番の恩返しは、オリンピックの金メダルだと思います
出典:Number WEB
家族も頑張ってくれていると思うからこそ、素根輝選手はよりパワーを発揮出来るのでしょうね!
家族も素根輝選手をさぞ誇らしいと思います。
強さの秘密は「気持ちの持ち方」?
身長162cmのハンデを持ち味に
素根輝選手の身長は162cm。
柔道の世界大会に出場している他の外人選手と比較すると、身長は低いと言えます。というよりも、女子78キロ超級では最も身長が低いとも言われます。
そんな素根輝選手は身長が低い分、当然リーチも短く、柔道においても不利になってしまいます。
しかし、素根輝選手はそのハンデをハンデと思いませんでした。
むしろ武器だと思っています。小さいことをいかした担ぎ技や足技、あるいは組み手で、小さくても努力すれば勝てるということを見せたいです
出典:Number WEB
この心の芯の強さが、体幹の芯の強さになっているように思います。
勝ちにこだわり続ける
中学・高校時代の戦績をたどっていくと、素根輝選手はとにかく試合での「オール1本勝ち」が多いことに気づかされます。
これほど1本勝ちが多いと言うことは、それだけ1本勝ちにこだわっていると言うこと。
何が何でも勝つという気持ちで、どんな勝ち方でも絶対に勝つ、という気持ちでした
出典:Number WEB
普段のトレーニングでも、各試合でも、心が折れそうになることや迷うことはあるかと思います。
しかし、そんな迷いも辛さも、きっとこの「勝ちへの信念」が吹き飛ばすのではと感じます。
「柔道・素根輝選手の強さの秘密は?学校選びや家族のサポートが大事?」まとめ

素根輝選手は「身長」というハンデがありながらも、ハンデをハンデと思わずに「どうすれば勝てるか?」を強い意志で追及してきた方なのだと思います。
学校選びや家族のサポート、柔道家族という環境も大切ですが、やはり一番大事なのは土壇場で踏ん張る意志の強さ。
「小よく大を制す」という言葉を体現してくれるかのような素根輝選手は、たくさんの人々にパワーを与えてくれます。
素根輝選手の東京オリンピック2020での活躍が楽しみでなりません!
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