空手の清水希容選手が東京オリンピックにほぼ内定されたそうです!
強さと美しさを兼ね備えた選手として、近年ますます注目が集まる清水希容選手。
2020年2月17日には、大阪国税局で国税電子申告・納税システム(e‐Tax)をPRしたことでも話題になりました。
そんな人気の清水希容選手ですが、どうやってここまで強くなれたのか?その強さの秘密が気になったので調べてまとめました。
清水希容選手のプロフィールはコチラ!

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強さの理由は「家庭環境」?

空手を始めたのは小学校3年生のとき

清水希容選手は小学校3年生のときに、お兄さんが通う道場を訪れたことがきっかけで空手を始められたそうです。
空手を始めたのも、意外と遅いですよね。
そのため、清水希容選手の強さの秘密は「実家が空手一家で・・・」のような家庭環境ではなさそうです。
むしろ「自ら空手に興味を持ち、道場に通った」という主体性が、その後のモチベーションにも繋がっていたのかもしれません。
強さの理由は「進学する学校」?

大阪市立真住中学校時代
清水希容選手の出身中学は、大阪市立真住中学校。
公立中学校で、以下の校訓のもと、日々生徒さんたちが文武両道で頑張っているようです。
- 関西大学自己を拓く人
- 協調できる人
- 信頼される人
ただこちらの中学校の空手部は、特に強豪でもない様子。インターネットで色々検索してみましたが、部活の成績などは出てきませんでした。
しかし、清水希容選手は中学3年生の時には全国大会で3位という結果を残しています。
もともとは勝負というよりも習い事という感覚で、楽しんで空手をやっていた
そのため、清水希容選手は中学校の部活というより、個人的に通っていた道場で実力を蓄えていったのではと想像できます。
東大阪大学敬愛高校時代
清水希容選手は公立中学卒業後、東大阪大学敬愛高校へ進学します。
東大阪大学敬愛高校は偏差値40~43の私立高校。
運動部の活躍が目立つ高校で、特に空手部は個人や団体で優勝・入賞実績が続いており、清水希容選手も空手に打ち込むために入学を決めたと考えられます。
しかし、清水希容選手は高校2年まではなかなかタイトルに手が届かなかったようです。
高校2年の全国大会では最高でも3位止まりということで、この時の様子をこう振り返っています。
“勝てる”という感覚が分からなかった
出典:Number WEB
しかし、そんな清水希容選手に転機が訪れます。
高校3年生の夏のインターハイで、なんと初めて全国大会で優勝することが出来たのです。
ようやく勝つことができ、そして勝つ喜びを知ることができました。1つの成功体験になりました。こうして今、競技を続けられているのも、そういう気持ちを知れたからこそだと思います
出典:Number WEB
高校2年の全国大会では、メンタルの弱さを痛感したという清水希容選手。
元々負けず嫌いという性格もあり、それからは心理学を勉強したり、いろいろな人の話を聞くことで得た知識をもとに普段の行動や大会で地道に実践していったことが、高校3年のインターハイで実を結んだとのことです。
どうやら高校時代が、清水希容選手の転機と言えそうですね。
関西大学時代
清水希容選手は高校時代のスランプの頃、高校卒業後は空手をやめて就職しようと考えていたそうです。しかし、インターハイでの優勝したことなどがきっかけになったのか、やはり大学に進学してさらに空手を続けることにしたといいます。
そこで清水希容選手が選んだのが、関西大学。
関西大学の空手部は、70年を超える歴史を持つ名門。よりレベルの高い環境に身を置き、空手に打ち込まれたのですね。
清水希容選手は大学時代もスキマ時間があれば空手に打ち込むという生活を送っていたようで、その努力が実り、大学在学中に全日本空手道選手権で史上最年少優勝を果たしました。
しかし、大学卒業を機に一線を退くことを決意していた清水希容選手。しかし、東京オリンピックで空手が初めて実施されることが決まり、やはり空手を続けることを覚悟したそうです。
2020年の東京オリンピックから正式種目に決まった空手。ここで金メダルを獲得すると、初代女王という一層の栄冠を獲得することが出来ます。そこを目指して、ぜひ頑張ってほしいですね。
強さの理由は「稽古時の意識」?

形が持つ意味を理解する
以前の取材で、清水希容選手は「形が持つ意味を理解する」ことの大切さを語っています。
空手を始めて社会人になるまでは勢いでやっていましたね。“無知の強さ”で勝てていたのかもしれません。でも、形が持つ意味を知り理解することで、徐々にそれをコートの上でどう表現するかを考えるようになりました。今は持ち味であるダイナミックさや力強さ、スピードは誰よりもアピールできるよう、さらに追求しています
出典:Number WEB
ライバルの存在
清水希容選手の空手への高いモチベーションの一因になっているのが、良きライバルの存在。
東京五輪出場権を争う今年最後のポイント対象大会である、「KARATE1プレミアリーグ2019最終戦のマドリード大会」でも対戦したスペインのサンチェス選手(38歳)が、清水希容選手にとってとても良いライバルだそうです。
アスリートとしてはもちろん、人としても尊敬できる選手ですし、互いに高め合うことができていると思います。彼女がいたからこそ、自分も今、こうして頑張れていますし、負けたくないからこそ、これまで以上に研究するようにもなりました。そういった意味でもサンドラ(サンチェス)の存在は非常に大きいですね
出典:Number WEB
サンチェス選手については、清水希容選手は以下のようにも語っています。
魅せるのが本当に上手なんです。でも、逆に捨てるところは思い切り捨てることができる選手。日本人選手はどうしてもすべてで頑張ってしまおうとするのですが、彼女の演武はうまく計算され、作られている。
まさに彼女の特徴が最大限出せるような構成になっているんです。そういうところはすごいなと思いますね。私もいかに自分の良さを出すか、出せるのかという点はこれまで以上に考えるようになりました
出典:Number WEB
自分にはない良さを持っている選手をじっくり観察し、良いところを取り入れて自らも高みを目指している清水希容選手。
空手の形への深い理解による合理的でキレの良い動きと、良きライバルの存在。それが清水希容選手の強さの理由なのではと思います。
「空手・清水希容選手の強さの秘密は?道場は?空手を始めたのはいつ?」まとめ

いかがでしたか?
清水希容選手は2020年の東京五輪でも金メダルが期待される選手。
「空手界の綾瀬はるか」とも言われるルックスと雰囲気と、演武中の鋭い支援と表情のギャップもまた素敵ですよね。
東京オリンピックでご活躍されることを祈ってやみません。