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スポーツ選手

天才プレーヤー瀬尻稜が東京五輪を目指さなかった理由は?信条がスゴイ

天才スケートボーダーとして知られている瀬尻稜さん

世界大会で何度も優勝経験があり、2021年で24歳の瀬尻稜さんは年齢的にもまだまだ選手として活躍できる体力も気力もあります。

実力も十分な瀬尻稜さんが東京五輪を目指さなかった理由は何なのでしょうか

そこには、瀬尻稜さんのスケートボードが好きすぎる気持ちや、信条がありました。

瀬尻稜さんが東京五輪を目指さなかった理由について、詳しく調査しました。

瀬尻稜が確かな実力でオリンピックに出場しなかった理由は?

スケートボードを楽しむため

瀬尻稜出典:http://murakenphoto.seesaa.net/article/397203433.html

幼稚園児の頃からスケートボードの練習を積んできた瀬尻稜さん

お父さんの熱血指導もあり、めきめきと実力をつけていきました。

しかし、15・16歳頃に世界を舞台にスケートボードに取り組むうちに、「試合で勝つことよりも、スケートボードを楽しむことを大事にしたい」という気持ちが芽生えて行ったようです。

小さい時から父ちゃんに『勝つことが一番』って教わってきたので、15、16歳くらいまで勝つために大会に出てたんですよ。でも、海外の大会に多く出るようになってから、勝つだけじゃなくて、自分が楽しむために大会に出るんだっていうのを、いろんなスケーターから感じて。自分でもそう強く思っていた時期が、ちょうど五輪競技になるって決まった時期だったんです。だから『いや、オリンピックは出ないっしょ。俺は楽しくスケボーするっしょ』って思って、目指さなかったんです(笑)

出典:THE ANSWER(2020年4月13日)

俺は楽しくスケボーするっしょ」という表現もまた、瀬尻稜さんの人柄が表れている感じがしますね!

バランスを楽しむため

瀬尻稜出典:https://www.murasaki.co.jp/brand/ridelifemag-skate/shop/ryo-sejiri/123d9c2b-f333-4128-82e2-bc1315682102/detail

瀬尻稜さんは「試合に勝つという気持ちとスケボーを楽しむ気持ちのバランスが大事」というのが信条のようですね。

東京五輪に参加するかどうかを決める時点では、五輪に参加することでスケボーを楽しむ気持ちのバランスが取れなくなることを恐れたため、オリンピックに参加しないことを決めました。

しかし、後に「オリンピックを目指しても良かったかな」と思う瞬間もあるとか。

オリンピックに出ても良いし、出なくてもよい」という考え方もまた、1つの考え方に固執しない点でバランスが取れているとも考えられます。

『ARK LEAGUE』もそうなんですけど、やってみて気付くことはいっぱいある。だから、当時のオリンピックに対する考え方と今の考え方は、正直ちょっと違って、たまに本気でオリンピックを目指しても良かったかなって思う時もあります。そうしたら、また違った見方ができたかもって。だから、オリンピックを目指している若い子たちを自分は応援したいし、全然否定しません。ただ、あくまでバランス。楽しむ部分が減って、大会で勝つことが全てになってしまったら、ちょっと違うんじゃないのって。世界には両立しているヤツもいるし、それは可能ではあると思うんですよ

出典:THE ANSWER(2020年4月13日)

瀬尻稜がスケートボードが好きすぎるエピソード

ビデオパートが好き

瀬尻稜出典:http://b3park.blog.fc2.com/blog-entry-82.html

瀬尻稜さんはスケートボードの競技だけでなく、ビデオパートの制作も大好きなよう。

ビデオパートとは、スケートボーダーが自らのスキルやスタイル、クリエイティビティを随所に詰め込んだ動画です。

ビデオパートは、映像にしたら2、3秒しかない1個の技を、丸一日かけて体を張ってボロボロにしながら撮る。これを何日も何日も、時には数年かけて、ようやく1つのビデオパートが完成するんです。スケーターはそこに命を懸けているし、その映像を見た人が『コイツはこういうスケボーをするんだ。イケてるな』って評価してくれる。自分は元々ビデオパートを見るのが好きだったのもあるし、中学3年生の頃に仲良くなったカメラマンが、いろんなストリートのスポットに連れていってくれたこともあって、その頃から映像をいっぱい撮り始めました

出典:THE ANSWER(2020年4月13日)

ビデオパートの撮影舞台となるのは普通の街中。

日常風景の中に当たり前にあるような階段や手すり、ベンチや縁石などを滑りながら、スケーターは自分のスキルや個性、トリックを表現していくのですね。

2020年4月13日公開のインタビューのなかでも、瀬尻稜さんは「ストリートって無限の可能性があって、それがムチャクチャ面白い」と語っています。

パークはスケボー用に作られた施設で、そこでできることは限られる。でも、ストリートって無限の可能性があって、それがムチャクチャ面白い

出典:THE ANSWER(2020年4月13日)

日常の街が持つ特徴や表情は千差万別で、かつ刻々と変化していきます。

全く同じシチュエーションに出会うことはないため、スケーターの演技と併せるとまさに一期一会のかけがえのない表現になります。

そういったスケートボードのビデオパートという側面も、瀬尻稜さんは大好きなのですね。

街角でついどう滑るかを考えてしまう

瀬尻稜出典:https://www.murasaki.co.jp/brand/ridelifemag-skate/shop/ryo-sejiri/teamplayer

瀬尻稜さんはとにかくスケートボードが大好きなようで、面白そうな場所を見つけたら運転していても車を停めて考え込んでしまうとか。

ここまでいくと、アスリートを通り越してストリートオタクな感じがしますが、スケートボードを心から楽しんでいることが感じられますね!

運転していても、ちょっと面白そうな場所を見掛けたらUターンして、車を停めて、見て考える。よさそうだったら写真を撮って、またビデオを撮りに行くってことはしょっちゅう。どこでも舞台になるので、非常に面白いですね。どこを滑るかもホントに個性が出るところで、何でもあり。すごく小さな段差を滑るのが好きな人もいるし、超デカイ階段を飛んだり、長い手すりを流すのが好きな人もいるし。

出典:THE ANSWER(2020年4月13日)

世界中の選手と関われたことへの感謝

瀬尻稜出典:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000047.000018635.html

欧米人選手が多いスケートボードという競技で、試合に参加する際はなかなか他国の選手と打ち解けられなかったという瀬尻稜さん。

しかし、「ヤバいスケボー」を追求していった先に、他国の選手と理解し合える、尊敬しあえる関係に変化していったとか。

そのため、瀬尻稜さんはスケートボードに対して「全部を繋いでくれた」という感謝も感じているようです。

やっぱりスケボーがヤバくないと認めてもらえないし、それは当たり前。だから、スケボーでかまさなきゃって思ってました(笑)。

例えば、フランスの大会に行ったらヨーロッパ中からいろんなスケーターが来て、ブラジルやアメリカからも来る。それぞれ喋る言葉は違うけど、結局スケーターなんで共通言語はスケボーなんですよね。だから、スケボーしながら仲良くなって、大会で結果出したり、上手ければ認めてもらえる。当時は自分ができるスケボーを最大限だそうってことしか考えていなかったんですけど、後から考えてみるとスケボーが全部を繋いでくれていたなって思いますね

出典:THE ANSWER(2020年4月13日)

スケボーの世界観への惚れ込み

瀬尻稜出典:https://the-ans.jp/column/110916/

瀬尻稜さんはスケートボードの世界観もとても魅力に感じています。

その世界観とは、スケートボードは「みんな違っていいんだって個性を認めてくれる」ところ。

日本にいて感じるのは、日本人はキッチリ真面目でしっかりしている人が多くて、アメリカに行くと結構適当な人が多い。

でも最近、アメリカの方が適当だけどみんな自由に生きていて、日本人はちゃんとしているけど枠にはまった生き方をしているような気がしていて。自分の場合、スケボーがそういうものを全部取っ払ってくれた気がします

スケボーはもちろん上手いヤツが認められるんだけど、もし上手くなくても、その人が自分にとって限界の技に挑戦していたらみんな応援してくれるし、自分が当たり前にできる技でも、なかなかできなかった人がメイクした瞬間はみんなで喜ぶし。

そういう風に、みんな違っていいんだって個性を認めてくれるのを、スケボーをやっていると世界中どこに行っても感じますね

出典:THE ANSWER(2020年4月13日)

国籍や人種に関わらず、さらにスケボーの上手い下手にも関わらず、違いを認めてその瞬間を楽しみ称え合うスケートボードの文化。

瀬尻稜さんは多様性を認めるスケートボードの文化や思想も含めて、スケートボードに夢中なのですね!

いろんな競技があるけど、スケボーで良かったなって心の底から思います」という瀬尻稜さんの言葉が、生き様を現しているようで素敵です。

いろんな競技があるけど、スケボーで良かったなって心の底から思います

出典:THE ANSWER(2020年4月13日)

瀬尻稜
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