新型コロナウイルスのワクチンを保管する冷凍庫や冷蔵庫のプラグが抜ける事故が全国で相次いでいます。
新型コロナウイルスワクチンを保管する冷凍庫や冷蔵庫の電源プラグがコンセントから抜ける事故が5月下旬以降、各地で相次いでいる。多くの自治体は「原因は不明」と説明し、ワクチンの廃棄を余儀なくされるなどの影響が出ている。インターネット交流サイト(SNS)には「プラグを抜こう」と呼び掛ける投稿もあるが、関係性は分かっていない。
出典:時事通信社(2021年6月28日)
これらの全国的な事故との関連はわかっていないものの、SNS上で「#プラグを抜こう」というハッシュタグで情報が拡散しているのも事実。
そして、とある政治団体の党首が「#プラグを抜こう」とツイートしたことも大きな話題となりました。
今月16日には、ワクチンの危険性を訴える政治団体の党首を名乗るアカウントが、大田市の事例を報じたニュースを引用。「ありがとう。#プラグを抜こう」とツイートした。党首は取材に対し、「アカウントが私のものか言う必要はない。投稿を見たことはある」と話している。
出典:Yahoo!ニュース(2021年6月28日)
ワクチンの危険性を訴える政治団体とは何なのでしょうか。
また「#プラグを抜こう」とツイートした政治団体党首が誰なのかも調査しました。
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「#プラグを抜こう」とツイートした政治団体の党首は誰?
平塚正幸(国民主権党党首)

「#プラグを抜こう」とツイートした政治団体の党首とは、国民主権党党首の平塚正幸さんです。
2021年6月16日、山陰中央新報の冷蔵庫のプラグ外れのニュースを受けて「ありがとう。 #プラグを抜こう」とツイートしています。

また、2021年6月28日に時事通信社をはじめ各報道機関が「プラグを抜こう」運動の記事をアップしTwitterでトレンド入りした時点で、「#プラグを抜こう がトレンド入りw あじゃーす」と投稿しています。

「あじゃーす」「w」といった表現から、軽いノリが想像できますね。
平塚正幸のTwitterアカウントが凍結

2021年6月28日夕方頃、国民主権党党首である平塚正幸さんのTwitterアカウントが凍結されました。
そのため、過去の「#プラグを抜こう」といったツイートも確認できなくなりました。
おそらく、Twitter社の「テロリズム・バイオレンス」の規約に違反したものと見られます。
しかし、平塚正幸さんがTwitterアカウント凍結になるのはこれが初めてではないようです。
2021年6月12日にも3度目のTwitterアカウント凍結になっているため、2021年6月28日の凍結は4度目でしょうか。
ここまで来ると、もうTwitter社のブラックリストに載っているでしょうね。
平塚正幸が党首を務める国民主権党とは?
「ワクチンは危険」と訴える
国民主権党は、新型コロナウイルスのワクチンの危険性を訴えています。
国民主権党は2020年2月に発足した新しい政党で、前述のとおり平塚正幸さんが党首です。
[box01 title=”国民主権党”]設立:2020年2月
党首:平塚正幸
党キャッチコピー:「あなたとつかむ」
2021年6月28日現在、党員の名前は公式ホームページ上に1人も記載されていませんが、公認候補予定者として中根じゅんさんが表示されています。
「マスクを外そうカー」と「ワクチン危険カー」で活動

国民主権党は、「マスクを外そうカー」と「ワクチン危険カー」で活動をしています。
国民主権党の公式ホームページではマスクを外そうカーとワクチン危険カーの走行依頼もあり、渋谷で演説するなどかなり熱心に活動しています。

平塚正幸のプロフィールは?
平塚正幸のプロフィールと経歴

社会活動家として2014年から活動している平塚正幸さん。
3年以上も毎日ブログ更新するほど、熱心に活動していることがわかります。
そんな平塚正幸さんのプロフィールをまとめました。
[box01 title=”平塚正幸のプロフィール”]名前:平塚正幸(ひらつか・まさゆき)
活動名:さゆふらっとまうんど
生年月日:1982年1月1日(2021年6月現在39歳)
出身:千葉県船橋市
出身大学:明治大学法学部法律学科中退
職業:社会活動家、YouTuber、ブロガー
平塚正幸さんは、「平塚正幸」という名前で政治活動を行う前は「さゆふらっとまうんど」の名前でブログ更新やYouTube更新をしています。
ブログやYouTubeの更新は、社会で起きている事柄の隠れた目的などを自らの視点で分析して伝えるために行っています。
社会で起きている様々な事柄の隠れた目的や、それらが導く社会設計への影響を独自に分析し、皆様に記事と動画でわかりやすく解説しています。
出典:さゆふらっとまうんど公式ブログ(2017年9月)
平塚正幸の政治活動の経歴

平塚正幸さんは、2013年に自民党が安保法制を押し通そうとする流れから、政治やメディアに不信を抱くようになったことで、2014年から社会活動を始めました。
2011年3月11日の東日本大震災をきっかけに世の中の真実を追求し始める。
2013年第23回参議院議員通常選挙の際、
自民党が安保法制を押し通そうとする流れから、選挙に不正があって はいけないと、自らが投票所へと足を運んだ。不正開票を阻止すべく、 開票作業をカメラに納めようと一人で選管や警察官と戦った経験から「社会の不条理を大衆に伝えていかなくてはいけない」と思うようになる。2014年1月1日「社会活動家・さゆふらっとまうんど」 として活動を始動させた 出典:平塚正幸公認ブログ「社会活動家さゆふらっとまうんどさんを応援する会」(2018年10月30日)
そして、2019年にNHKから国民を守る党から初の出馬を果たし、その後定期的に選挙活動をしています。
[box01 title=”平塚正幸の政治活動の経歴”]2014年1月 社会活動家YouTuber(さゆふらっとまうんど)として活動を始める
2019年7月 第25回参議院議員通常選挙に「NHKから国民を守る党」より立候補、同党を批判するアンチ枠という立場から千葉県選挙区へ出馬
2020年2月 「国民主権党」を設立
2020年5月 クラスターデモ・クラスターフェスを主催
2020年7月 東京都知事選挙に「コロナはただの風邪」で立候補
2021年3月 千葉県知事選挙に「ワクチン危険。マスクを外そう」で立候補
国民主権党党首・平塚正幸の立候補した選挙と結果は?
第25回参議院選挙(2019年7月21日)

平塚正幸さんは、2019年夏の参議院選挙に千葉県選挙区からNHKから国民を守る党として出馬しました。
得票数は89941票、得票率は3.93%で、候補者6名中5位という結果でした。
東京都知事選挙(2020年7月5日)

平塚正幸さんは、2020年7月の東京都知事選挙にも立候補。
2020年2月に国民主権党を発足させ、国民主権党から「コロナはただの風邪」のキャッチコピーで出馬しました。


ただの風邪であるコロナに対して、感染予防として、社会は新しい生活様式を求めていますが、我々が健康を維持し、人生を謳歌する為に、それら新しい生活様式は必要ありません。
出典:Twitter
当時の年齢は38歳で、周囲の立候補者と比べてかなり若かったのですが、8997票を得ました。
これは、22名の候補者中12位にあたります。
千葉県知事選挙(2021年3月21日)

平塚正幸さんは、2021年3月の千葉県知事選挙にも立候補しました。

平塚氏は新型コロナウイルスのワクチンについて「健康な人を病気にする。危険だ」と持論を展開し、「一人でも多くの千葉県民に、ワクチンを打たせない活動をする」と話した。
千葉市内で開いた記者会見で平塚氏は、「危険なウイルスは世界に蔓延(まんえん)していない」と主張。「マスクを外そう。ワクチンを打つな」と繰り返し強調した。
出典:産経新聞(2021年2月26日)
このときも、国民主権党からの出馬で平塚正幸さんは19372票を得ました。
これは、8名の候補者中5位にあたります。