環境省がプラスチック新法案で、プラスチックスプーンの帰省や有料化を進めることが盛り込まれて話題になっています。
環境省はコンビニ店に使い捨てのフォークやスプーンの提供を規制することなどを盛り込んだプラスチック新法案をまとめました。有料化も検討されています。
出典:テレ朝news(2021年3月9日)
この「プラスチック新法案」の内容は具体的に何なのでしょうか。
また、プラスチックスプーンの有料化はいつ、何円くらいになる予定なのでしょうか。
詳しく調査しました。
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プラスチック新法案とは?
自治体がプラスチックを資源として回収

2021年3月9日の閣議では、環境省は様々なプラスチック製品を「プラスチック資源」として回収したり、プラスチックを削減することを目指すとしています。
今まではペットボトルや食品トレーなどが回収対象とされてきましたが、それに加えて文房具や子供のおもちゃなど、あらゆるプラスチック製品が回収対象となる見通しです。
- 食品トレー
- 文房具
- こどものおもちゃ など
事業者がプラスチック削減に取り組む

プラスチック新法案では、使い捨てプラスチックを大量に無償提供している事業者に削減の義務を課す法案です。
2021年現在、世界中でプラスチックの使用を削減しようという動きが活発化しています。
アメリカなどでも、プラスチックストローを廃止して紙ストローを採用するカフェが増えています。
違反すると50万円以下の罰金

プラスチック削減義務が発生するのは、消費者ではなく事業者です。
無償でプラスチックスプーンを配布した場合には、50万円以下の罰金が科されます。
プラスチック新法案では、使い捨てプラスチックを大量に無償提供している事業者に削減の義務を課すことが盛り込まれています。命令に違反した場合は、50万円以下の罰金が科されます。
出典:テレ朝news(2021年3月9日)
罰金まで設定されているということで、事業者はプラスチックスプーンの無償提供はやめることになりそうです。
対象の事業者

プラスチック新法案の対象の事業者は、2021年3月現在ではコンビニやホテルなどが想定されています。
コンビ二店で弁当を購入すると配られるスプーンやフォーク、ホテルのアメニティーなどが想定されていて、今後、対象となる事業者や有料化を含む具体的な削減方法が示されます。
出典:テレ朝news(2021年3月9日)
しかし、プラスチックスプーンを提供するお店全てが対象となれば、以下のような事業者にも義務や違反時の罰金が科されるでしょう。
- コンビニエンスストア
- ホテルのレストラン
- マンガ喫茶 など
スプーン有料化はいつから?価格は?
スプーン有料化時期

プラスチック新法案は、2021年3月現在、2022年4月に施行される見通しです。
つまり、2022年4月以降はコンビニなどで無料のスプーンが使えなくなるということですね。
新法案は今国会で審議され、来年4月に施行される見通しです。
出典:テレ朝news(2021年3月9日)
価格

2021年現在、プラスチックスプーンの無償化が廃止になった後の価格は発表されていません。
プラスチックのレジ袋が廃止された際は、レジ袋は3~5円という店が多いため、プラスチックスプーンも10円は超えないのではと思いますが、どうなるのでしょう。
続報があり次第、追記させて頂きます。
プラスチック新法案に対するネットの反応は?
賛成派
ネットで色々な意見を見ていますが、手放しでプラスチック新法案に賛成という方は見つけられませんでした。
「レジ袋削減で得られた効果を明言してからやるべき」など、本当に環境問題の役に立つのならやむを得ないという意見はありました。
反対派
武漢肺炎の最中に国民負担!何を考えてるのか!
出典:Twitter
プラスチックのスプーンとフォークも有料化?レジ袋有料化に続く愚策だな。
出典:Twitter
まずは、レジ袋の有料化による海洋プラシックゴミの現象実績を国民に示してほしい。そのうえで次の施策を取ってほしい。
実は建設廃棄物のプラシックゴミの方が、海中には多いはず。目先のくだらないところをちまちま言うのはやめてほしい。
民業圧迫ですよ。出典:Yahoo!ニュースコメント欄