日本をはじめ、世界で猛威を振るっている新型コロナウイルス。
新型肺炎ということで、対処法も確立されておらず、徐々に死者数が増えているところに恐怖を感じる方も多いかと思います。
特に、意外と新型コロナウイルス肺炎が広がっているのが北海道。
今回は、北海道の新型コロナウイルス肺炎にかかった人とその場所を、調査してまとめました。
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北海道の感染者1人目は?

発表された日
2020年1月28日
新型コロナウイルス肺炎にかかった人
中国湖北省武漢市から観光に訪れた40代女性(日本人ではない)
容体
2020年2月19日時点で病状は回復し、医療機関からも退院されたそうです。
北海道の感染者2人目は?

発表された日
2月14日
新型コロナウイルス肺炎にかかった人
50代の札幌市在住の自営業の男性
感染経路
道内で最初に感染が確認された中国人女性との接触も確認されておらず、感染経路は不明とのことです。
症状が出るまでの2週間は海外や道外へ出ていないため、国内での感染ということになりそうです。
容体
- 1月31日 発熱、咳、倦怠感が出現。
- 2月3日 石狩振興局管内の医療機関Aを受診。
- 2月4日 医療機関Aを再受診し、レントゲン上で肺炎像を認めた。 同管内の医療機関Bを紹介受診し、抗菌薬治療を開始。
- 2月11日 症状改善しないため、同管内の医療機関Cに入院。胸部CT上で両側に肺炎像を認めた。
- 2月12日 呼吸状態改善せず、ICUにおいて人工呼吸器管理となる。
- 2月14日 札幌市衛生研究所において、新型コロナウイルスの検査を実施したところ、陽性と判明。
- 2月15日 感染症指定医療機関(市立札幌病院)に入院。
- 2月17日現在 人工呼吸器管理継続中。
2020年2月17日時点で、集中治療室で人工呼吸器を装着。
北海道は「症状は重篤」と説明していますが、意識はあるとのことです。
男性に基礎疾患がないため、基礎疾患がないのに重篤な病状と言うのが怖いです。
その後の対応
こちらの男性との濃厚接触者は家族や同僚らの少なくとも43人。
うち感染が疑われた16人のウイルス検査をしたが、全員陰性だったとのことですが、現在は健康観察中とのことです。
新型コロナウイルスに関連した肺炎について、本日、道内で感染者が確認されたことを受け、北海道感染症危機管理対策本部会議を開催しました。
発生状況については、こちらhttps://t.co/hUh4ZLqwXU
新型コロナウイルス関連情報は、こちらhttps://t.co/lwaINcncTL
— 北海道 (@PrefHokkaido) February 14, 2020
北海道の感染者3人目は?

発表された日
2月18日
【新型 北海道で3人目の感染者】https://t.co/Uaorg0rUxB
北海道内で3人目の新型コロナウィルスの感染者が見つかり、19日正午から札幌市が緊急会見を行った。秋元克広市長は「今回の患者は市中感染の疑い」とした。
— Yahoo!ニュース (@YahooNewsTopics) February 19, 2020
新型コロナウイルス肺炎にかかった人
札幌市で単身赴任中の40代男性会社員
感染経路
いつどこで感染したか追跡できない「市中感染」の可能性が報道されています。
また、2月1日から2月12日までの期間、5番目に感染が判明した男性とともに、雪まつり大通西2丁目の事務所スペースで事務作業をされていたため、そこで感染が拡がった可能性があります。
容体
- 2月8日 倦怠感、筋肉痛、関節痛が出現。
- 2月12日 発熱、咳が出現。
- 2月13日 札幌市内の医療機関D、調剤薬局Eを利用、感冒薬の服薬を開始。
- 2月15日 医療機関Dを受診、インフルエンザ検査陰性、胸部レントゲンで異常なし、調剤薬局Eを利用。
- 2月17日 医療機関Dを受診、胸部CT上で両側肺炎像を認めた。同日夕刻に医療機関Dから保健所に相談、医療機関Dにおいて検体を採取し、自宅待機の指示。
- 2月18日 札幌市衛生研究所において、新型コロナウイルスの検査を実施したところ、陽性と判明。
- 2月19日 感染症指定医療機関(市立札幌病院)に入院。
2020年2月20日現在、男性は市立札幌病院の感染症病棟に入院中ですが、基礎疾患はなく症状は重くないとのことです。
その後の対応
この男性は海外渡航歴はなく、保健所が男性の行動歴や医療機関や調剤薬局での濃厚接触者を調査しました。
また札幌市は、市中感染の可能性があるとみて警戒を強めました。
北海道の感染者4人目は?

発表された日
2月19日
新型コロナウイルス肺炎にかかった人
道南部の渡島総合振興局管内に住む60代男性。
その後2月20日の発表で、七飯町の町議ということが判明。
容体
- 2月3日に微熱などの症状を訴えた
- 2月18日 新型肺炎とされ入院
この男性は感染症指定医療機関に入院しており、症状は安定しているといいます。
その後の対応
町議は1月下旬に公務で名古屋市周辺に出張し、2月3日には微熱などの症状を自覚していたものの10日の町議会特別委員会や17日に函館市で開催された会合にも出席したため、そこからの感染拡大が懸念されます。
北海道は2月19日対策本部会議を開きました。
また、感染者が七飯町の町議ということで、中宮安一町長を含む濃厚接触者48人の健康観察を行ったとのことです。
北海道の感染者5人目は?

発表された日
2月20日(一部19日という情報も?)
新型コロナウイルス肺炎にかかった人
さっぽろ雪まつり会場で事務作業をしていた、40代男性会社員
感染経路
海外渡航歴がないため、2月1日から2月12日までの期間、2月18日に感染が判明した会社員男性とともに、雪まつり大通西2丁目の事務所スペースで事務作業に従事していたため、それが感染源かと疑われています。
また、札幌市幹部は記者会見で以下のように述べています。
18日に確認された男性の感染経路は分かっていないが、この男性から男性会社員にうつったと考えられ、市中感染が起きていると言える
容体
- 2月15日 悪寒、発汗、倦怠感、筋肉痛、関節痛が出現。
- 2月18日 発熱、筋肉痛、咳、痰が出現。
- 2月19日 咳継続、背中の筋肉痛、倦怠感あり。
医療機関Fを受診、すぐに帰宅し自宅待機を指示。
医療機関Fからの連絡により保健所が患者情報を探知。
保健所の指示で市立札幌病院を受診させ、検体を採取。引き続き自宅待機を指示。
札幌市衛生研究所において、新型コロナウイルスの検査を実施したところ、23時ごろに陽性と判明。 - 2月20日 感染症指定医療機関(市立札幌病院)に入院
札幌市によると、容体は重くないそうで、良かったです。
少なくとも発症2週間前から海外に渡航はしておらず、国内での感染と言うことです。
秋元克広市長は会見で以下のように述べています。
いろいろ対策を取っていたにもかかわらず感染者が出たことは大変残念
今後の対応
新型コロナウイルス肺炎にかかってしまった会社員男性2人とプレハブ小屋で一緒に作業していた、さっぽろ雪まつりの他のスタッフも新型コロナウイルス肺炎の検査をするそうです。
会場で接客はしていなかったというので、不幸中の幸いです。
「北海道で新型コロナウイルス肺炎の感染5人目!どこの病院?病状は?」まとめ
連日報道も過熱している新型のコロナウイルス。日本での患者数も増え、死者も出たことから、徐々に恐怖がリアルになっている方も多いかと思います。
「アメリカで猛威を振るっているインフルエンザが、実は新型コロナウイルスだったのではないか?」「東京オリンピックが中止になる?」などの疑惑もあり、まだまだ終息の気配がないですよね。
一刻も早く新型コロナウイルスに罹患した方々の回復を祈るとともに、これ以上広がらないことを願うばかりです。

