アーヤと魔女

『アーヤと魔女』の謎考察・解説!宮崎吾郎が伝えたいメッセージは?

2020年12月30日に初放送されたスタジオジブリ長編映画『アーヤと魔女』。

ストーリー中に多くの謎が残っていますよね。

今回は『アーヤと魔女』の謎を徹底考察・原作と照らし合わせて解説したいと思います。

本記事には『アーヤと魔女』のネタバレを含みます。結末を知りたくない方はご遠慮ください

https://entame.site/aya-story/

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【考察・解説】アーヤの本当の名前が変な理由は?

アーヤの本当の名前

アーヤと魔女出典:https://www6.nhk.or.jp/anime/topics/detail.html?i=9658

アーヤの本当の名前は「アヤツル」。

孤児院「聖モーウォード子どもの家」のブリッグズ園長が、「アヤツル」は「操る」みたいで変な響きだからと、女の子アヤツルの名前を「アーヤ」として役所に届け、アーヤも自分の本当の名前を知らずにアーヤとして育ちます。

ちなみに英語原作では、「earwig(ハサミムシ)」という本当の名前を「Erica Wigg (エリカ・ウィッグ)」という名前にブリッグズ園長が良かれと思って変更しました。

英語では変更後の名前が「アーヤ」ではなく「エリカ」なのですね!

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アーヤの本当の名前が変である考察

アーヤの本当の名前である「アヤツル」。

「操る」という言葉は、以下のような意味があります。

  1. 物を動かして使う。操作する。「櫓 (ろ) を―・る」「人形を―・る」
  2. うまく取り扱う。巧みに使いこなす。「楽器を―・る」「三か国語を―・る」
  3. 意のままに人を動かす。特に、自分は陰にいてうまく人を利用する。「マスコミを―・る」「黒幕に―・られる」

出典:デジタル大辞泉

一方、英語版のアーヤの本当の名前の「earwig」。

earwigはハサミムシや盗み聞きする人を意味します。

つまりまとめると、アーヤの本当の名前は以下のような意味があるということです。

アーヤの本当の名前「アヤツル」「earwig」の意味まとめ
  • 物事をうまく操作する
  • 人をうまく利用する
  • 盗み聞きなど巧妙に行う

「人を操る」「巧妙に利用する」というのは、一見いいイメージがありませんよね。

ずる賢く、私利私欲で行動するイメージになるからです。

しかし、アーヤの両親は、きっと周囲を「操る」ことを悪いことではないと思っているのではと思います。

むしろ、賢く強く生きていく手立てとして周りをうまく利用していく…そんな強い女の子になってほしいと願ってこのような名前をつけたのではないでしょうか。

【考察・解説】なぜアーヤは捨てられた?

お母さんに愛されていたアーヤ

アーヤと魔女出典:https://www6.nhk.or.jp/anime/topics/detail.html?i=9658

アーヤが孤児院「聖モーウォード子どもの家」に捨てられてしまった理由、それは、アーヤのお母さんが12人の魔女に追われていたためです。

なかまの12人の魔女に、追われています。

逃げきったら、この子を返してもらいに来ます。

何年もかかるかもしれませんけれど。

この子の名前は、アヤツルです。

出典:徳間書店『アーヤと魔女』

アーヤのお母さんは、おそらく「13人の魔女団」のうちの1人。

その「13人の魔女団」がどんな組織なのか、なぜアーヤのお母さんが仲間だったはずの魔女12人から追われることになったのかは原作でも明らかになっていません。

しかし1つ確実なことは、アーヤはお母さんに愛されていたということ。

そのため、たとえ何年かかったとしても逃げきったらアーヤと返してもらいに来るとはっきり手紙に書いています。

もしアーヤが魔女に狙われているのだとすれば、魔法を使えない人間に預けることなどしないはず。

そのため、あくまで魔女に追われているのはアーヤのお母さんです。

アーヤのお母さんは、追手の魔女12人の襲撃に遭わないように、アーヤを守るために孤児院に預けたのだと思います。

しかしお母さんが仲間の魔女12人に追われることとなった理由については、原作でも明らかになっていません。

【考察・解説】アーヤにしかマンドレークの角が見れない理由は?

マンドレークの角とは

アーヤと魔女出典:https://www6.nhk.or.jp/anime/topics/detail.html?i=9658

孤児院「聖モーウォード子どもの家」では、マンドレークの角がアーヤにしか見えませんでした。

マンドレークは魔物を操る強力な魔力がある魔法使い。

そのため、アーヤだけがマンドレークの力を感じ取ることが出来ていたということになります。

アーヤにしかマンドレークの角が見れない理由考察

孤児院にいた人たちのなかで、アーヤにしかマンドレークの角が見れなかった理由は、おそらくアーヤだけが魔法の力を持っていたからです。

前述のとおり、アーヤのお母さんは魔女

魔女の娘なので、アーヤ自身も魔力があるのではと思います。

しかし、アーヤ自身は自分の魔法の力に気づいていません。

【考察・解説】『アーヤと魔女』のテーマ

アーヤと魔女出典:https://www6.nhk.or.jp/anime/topics/detail.html?i=9544

『アーヤと魔女』のテーマは色々なものがあると思います。

『アーヤと魔女』のテーマ
  • 「自分の幸せ」を追求する大切さ
  • 苦労や困難を乗り越える、諦めない力

しかし、このなかでもやはり一番のテーマは「自分の幸せを自分で願える大切さ」ではないでしょうか。

アーヤには、居心地の悪い場所を居心地の良いものに変えてしまう力があります。

孤児院の生活でも、コックがアーヤの好きなメニューを出してくれるようになったり、みんながアーヤの周りを掃除してくれるようになったり。

ベラ・ヤーガとマンドレークに引き取られてからも、ベラ・ヤーガの脅しやいじわるに悩まされながらも、終には自分の部屋も勝ち取り毎日のおいしい食事も手に入れ快適に暮らせるようになりました。

「自分はこうありたい」「こうなりたい」という自分音欲求に素直で、周りの人たちをうまく取り込んでいくのです。

アーヤの本当の名前は「アヤツル」ですが、アーヤは見事に周りの人間を操り、取り込み、自分の居心地の良い空間を作ってしまいます

いじわるや困難にも立ち向かい、賢く生き抜いていくアーヤ。

辛いとき、イヤなときにアーヤ突き動かしていくのは「自分が幸せになりたい」という気持ちです。

すこしワガママなくらいに、自分の幸せを願う気持ちも大切だということが表されているのではないでしょうか。

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